【アルファ・マーケット・レポート(2021/2/5)】 アップルカー思惑で自動車株全面高!日経先物指数29,000円ブレイクはいつ!?マーケットはついにアフターコロナを織り込み始めた!
Posted: 2021/02/16
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By: Yusuke Kuroiwa
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2月5日 マーケットまとめ速報
【今日の値動き】
| 始値
| 終値
|
日経平均
| 28,631 (+437)
| 28,779.19 (+437.24)
|
TOPIX
| 1,880.70 (+25.83)
| 1,890.95 (+25.83)
|
JPX400
| 17,014.45 (+213.72)
| 17,080.72 (+213.72)
|
東証2部
| 7,211.34 (+61.98)
| 7,248.44 (+61.98)
|
ジャスダ
| 3,836.60 (+14.52)
| 3,839.55 (+14.52)
|
マザーズ
| 1,265.60 (-0.58)
| 1,261.72 (-0.58)
|
前日分
| 始値
| 終値
|
ダウ
| 30,093.81
| 31,218.50
|
ナスダック
| 13,824.86
| 13,796.29
|
| 2/3(水)
| 2/4(木)
| 2/5(金)
| 2/1(月)
| 2/2(火)
|
ドル円
| 105.02
| 105.48
| 105.49
|
|
|
ユーロ円
| 126.31
| 126.18
| 126.83
|
|
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【マーケット解説】
・けさの日経平均は289円高でスタート。
・経済対策への期待から、アメリカ株やドル円が上昇したことから好感され、国内の業績の回復なども手がかりとなり、上げ幅400円を超えた。
・取引終了にかけても強含む展開に。
・TOPIXは先月14日以来の高値を上回る。
・ほぼ高値引き近い動きになった。強い。
・きょう買われたところは、バイオ系はもちろんだが、値がさのファーストリテイリングやソフトバンクも買われた。円安効果だけでは割り切れない、全体的に一旦買い戻しか、それともコロナからの回復やアフターコロナを見据えて、不景気の株高からトーンが変わったか。
・ただ、不景気の株高から脱却するとき、もっと株価が売られるかという予想もあったが、まだまだ強い、休む暇がない。
・東証一部の売買代金も3兆円を超えた。
・空運株が上昇率トップ。景気敏感が買われた。自動車株にも買いが向かった。
・海運株が下落率トップ。利益確定売りか。
【個別銘柄】
・ソフトバンク、純利益を上方修正。テレワーク進んで、オンライン関連・セキュリティ関連の法人需要が多かった。
・HISや空運が買い戻された。政府が旅行業への支援があるのではと報道された。GoToの再開が見通せない中、また、第三回目の緊急事態宣言を避けたい中での、今回の報道が好感されたか。
・スズキの決算は、中国需要の恩恵を受けにくいが、積極的に仕入れをしているため、上方修正ではない予想通りだったが、今後の動きに注目。
【マツダストップ高】
今日の株式市場は自動車株高でしたね。特にマツダはかなり久しぶりのストップ高だったのではないのでしょうか。大きな材料としては前日4日の決算発表が挙げられます。マツダは4日に決算を発表し、売上高ー23.3%、営業利益は約320億円の赤字、純利益は約782億円の赤字と散々な結果でした。大きな原因としてはコロナによる販売台数の低下、工場停止などが要因として挙げられるでしょう。ただ今期予想も同時に発表し、経常利益が約60億円の黒字に転換することが発表されました。これを好感されてストップ高となったという事が今回のカラクリです。
またそれだけではなく、アップルが「アップルカー」なるものを製造すると発表しました。これにより日本のメーカーとも連携して製造を開始するのではないか?との思惑により、マツをはじめとした多くの自動車株が上昇しました。特にマツダやトヨタは開発・企画・製造から販売とアフターケアまで自社グループで行うという強みがあり、アップルカー思惑を一身に受けることになったのです。
【29,000円の壁】
日経225先物指数をみると今日は28,800円付近で上がり止まりました。やはり29,000円の壁がかなり意識されていますね。ブレイクしそうで出来ない状況が3週間近く続いています。
テクニカルの話をすると29,000円がかなり意識されている相場では、一度ブレイクすると一気に上昇する傾向があります。29,000円は投資家のだれもが意識してるラインです。これを一度上抜けすると、上昇トレンドがはっきり意識されるので一気に上がっていきそうですね。また、下値としてもかなり意識されるラインになるので、29,000円を上抜け後は反落しても29,000円で下げ止まる、ような相場になりそうです。
【アフターコロナを織り込み始めた】
決算を見ても商社、メーカーなどは大打撃を受けています。ただ、決算後上昇している銘柄が多数あることから、マーケットはアフターコロナを織り込み始めたといえそうです。つまり「コロナ回復後の期待」によって上昇しているわけです。
逆に言えばアフターコロナの進捗、具体的に言うとワクチンの供給など、に遅れが生じれば反落するケースもあるといえるわけです。例えば先週のヨーロッパ市場はアストラゼネカのワクチン供給に遅れが生じる、と報道されたことにより、全面株安となりました。このようにコロナからの回復期待が裏切られるようなことがあると日本市場も反落に転じる可能性があることは頭に入れておくべきだと思います!
今日のマーケットレポートは以上です!今後も有益な情報を提供していきますので投資家の皆様のお役に立てれば幸いです!
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